あなたは蚊に刺されやすいタイプですか?それとも全く刺されないタイプですか?蚊に刺されやすい人の特徴として、よく知られているのが以下の3点です。
- 体温が高め
蚊は熱を感知する能力が優れているため、体温の高い人を好んで刺します。特に、妊婦や運動後、飲酒後などは体温が上がるため、蚊に狙われやすくなります。 - 二酸化炭素の排出量が多い
人の呼吸から出る二酸化炭素は、蚊の主要な誘因となります。二酸化炭素の排出量が多い人ほど、蚊に見つかりやすくなります。 - 乳酸の産生が多い
皮膚から出る乳酸も、蚊を引き付ける成分の1つです。運動後などに乳酸が多く出る人は、蚊に狙われやすくなります。
しかし、これらの特徴は一般的なものにすぎず、個人差も大きいのが現状です。では、なぜ日本人は蚊に刺されやすいのでしょうか?
日本人の蚊に対する易感染性と遺伝子の関係
蚊に刺されやすい人の特徴は実は遺伝子と深く関係しているのをご存知ですか? 近年の遺伝子研究の進展により、蚊の好む体質は DNAに刻まれていることが明らかになってきました。特に日本人は蚊に刺されやすいといわれています。
血液型との関係
蚊に刺されやすい人と血液型には一定の関係があることも知られています。研究によると、蚊は特定の血液型の人を好んで刺すことが明らかになっています。O型は、B型やA型よりも蚊にさされやすい血液型という傾向があるようです。
蚊に刺されにくくなる方法は?
では、蚊に刺されにくくなる方法はあるでしょうか? 遺伝子の変異は変えることはできませんが、以下の対策で蚊に刺されにくくなるよう対策しましょう。
虫よけ剤の使用
DEET成分の強い虫よけ剤を使うことで、蚊に刺されにくくなります。特に外出時は欠かせません。
清潔な身だしなみ
汗や皮脂が蚊を引き寄せるので、こまめな手洗いや入浴が効果的です。
適度な運動
運動後は一時的に体温や乳酸が上がりますが、長期的には蚊に刺されにくい体質になります。
バランスの良い食事
ビタミンB1の摂取が蚊忌避効果があるといわれています。
睡眠の確保
睡眠不足は体調を悪化させ、蚊に狙われやすくなるので注意が必要です。
このように、日本人の遺伝的特徴を理解した上で、適切な対策を立てましょう。
また、CircleDNAの遺伝子検査では祖先のルーツや栄養や食事、疾患リスクだけでなく、蚊に刺されやすい傾向かどうか、という点もわかります。ぜひ一度CircleDNAの遺伝子検査を試してみてください。